介護1000万人の輪 「介護保険の未来を語る」公開政策討論会
昨日5月13日の18時半から永田町にある星陵会館で、各政党から介護保険制度の政策についての公開討論会が開催されました。
生テレビタックルを見ているようで、介護は深刻な問題ではあるものの、各議員ともユーモアも交えてのおもしろい討論会になりました。
まず、各党から介護保険についての総論について話してもらい、次に1000万人の輪の共同代表大阪市立大学大学院教授である白澤正和さんと認知症の人と家族の会の高見国生さんからの質問に答える形での討論となりました。
白澤さんの質問は、主に介護保険制度の財源について、国見さんからの質問は今年4月から始まった介護認定にからんで、今後の認定の問題についてでした。
介護保険制度の財源については、どの政党も、国庫負担割合を上げるという回答が出ました。ただし自民党からは税財源を確保してからという但し書きがついていました。
認定に関しては、4月からの新システムについては野党側は即凍結・廃止すべき。与党からは今検証しているからそれを見てからという発言でした。野党の議員の多くは、将来的には要介護認定そのものをなくして、今の要介護認定にかかる費用もサービス提供に廻すべきだという意見を持っています。必要なのはランクの決定ではなく、介護が必要な人に必要なサービスをどう提供することかで、それはケアマネジャーの独立性を高めれば認定などしなくても、充分できるというものです。
それに対し、与党の議員からは「ケアマネジャーは公務員ではないので、事業者側にたったサービス提供をしているものもいるから」という発言がありました。医師出身である野党の3人の議員からは、「医者も公務員でないが、患者に必要な医療を提供する権限を持っている。それがケアマネジャーにはできないというのはおかしい。検証できるシステムをつくれば、問題ない」という発言に、会場から拍手がおきました。
参加した国会議員は、自民党社会保障制度調査会介護委員会委員長の田村憲久衆議院議員、公明党社会保障制度調査会長の福島豊衆議院議員、民主党ネクストキャビネットの厚生労働副大臣の山ノ井和則衆議院議員、共産党政策委員長の小池晃参議院議員、社民党政策審議会会長 阿部知子衆議院議員、国民新党副代表・政策会長 森田高参議院議員。(森田議員と阿部知子さんは写真に入りませんでした)
このうち阿部知子さんは神奈川県選出の国会議員で、元お医者さん。他にも共産党の小池さんや国民新党の森田さんも、元お医者さんで、3人がそろって「医者は患者の生活なんかみれない。認定に医師の意見書を重んじるなんて無理」と発言していたことが、4月の新システムの認定がいかに問題のあるものかと改めて思いました。
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