« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »

2009年5月

介護1000万人の輪 「介護保険の未来を語る」公開政策討論会 

Ts3i00050001 昨日5月13日の18時半から永田町にある星陵会館で、各政党から介護保険制度の政策についての公開討論会が開催されました。

生テレビタックルを見ているようで、介護は深刻な問題ではあるものの、各議員ともユーモアも交えてのおもしろい討論会になりました。

まず、各党から介護保険についての総論について話してもらい、次に1000万人の輪の共同代表大阪市立大学大学院教授である白澤正和さんと認知症の人と家族の会の高見国生さんからの質問に答える形での討論となりました。

 白澤さんの質問は、主に介護保険制度の財源について、国見さんからの質問は今年4月から始まった介護認定にからんで、今後の認定の問題についてでした。

 介護保険制度の財源については、どの政党も、国庫負担割合を上げるという回答が出ました。ただし自民党からは税財源を確保してからという但し書きがついていました。

 認定に関しては、4月からの新システムについては野党側は即凍結・廃止すべき。与党からは今検証しているからそれを見てからという発言でした。野党の議員の多くは、将来的には要介護認定そのものをなくして、今の要介護認定にかかる費用もサービス提供に廻すべきだという意見を持っています。必要なのはランクの決定ではなく、介護が必要な人に必要なサービスをどう提供することかで、それはケアマネジャーの独立性を高めれば認定などしなくても、充分できるというものです。

それに対し、与党の議員からは「ケアマネジャーは公務員ではないので、事業者側にたったサービス提供をしているものもいるから」という発言がありました。医師出身である野党の3人の議員からは、「医者も公務員でないが、患者に必要な医療を提供する権限を持っている。それがケアマネジャーにはできないというのはおかしい。検証できるシステムをつくれば、問題ない」という発言に、会場から拍手がおきました。

参加した国会議員は、自民党社会保障制度調査会介護委員会委員長の田村憲久衆議院議員、公明党社会保障制度調査会長の福島豊衆議院議員、民主党ネクストキャビネットの厚生労働副大臣の山ノ井和則衆議院議員、共産党政策委員長の小池晃参議院議員、社民党政策審議会会長 阿部知子衆議院議員、国民新党副代表・政策会長 森田高参議院議員。(森田議員と阿部知子さんは写真に入りませんでした)

このうち阿部知子さんは神奈川県選出の国会議員で、元お医者さん。他にも共産党の小池さんや国民新党の森田さんも、元お医者さんで、3人がそろって「医者は患者の生活なんかみれない。認定に医師の意見書を重んじるなんて無理」と発言していたことが、4月の新システムの認定がいかに問題のあるものかと改めて思いました。

|

フォーラム“介護保険!ココが問題”のご案内 2011年改定に向けて、市民・NPOが連携しよう!!

 社会保障審議会介護給付費分科会委員だった沖藤典子さんから、分科会での議論など、今年4月の改定も含めて問題点について話していただきます。

 介護保険制度をよりよいものにしていくため、次の2011年の改定に向けて、市民・NPOは何ができるかを探ります。

 日時:2009年5月19日(火)14:30~16:00
 会場:横浜市健康福祉総合センター                         
8階大会議室B(JR・横浜市営地下鉄「桜木町」駅前)

ゲストスピーカー:沖藤典子さん
 ノンフィクション作家。日本文芸家協会会員。「高齢社会をよくする女性の会」副理事長。1979年、女性の社会進出をテーマに書いた『女が職場を去る日』(新潮社)を出版し、執筆活動に入る。以後、女性の生き方や家族の問題、シニア世代の研究、介護問題などに深い関心を寄せ、旺盛な執筆、市民活動を続けています。 2005年~2009年 厚生労働省社会保障審議会介護給付費分科会委員。
 主な著書:「介護元気で日本あっ晴れ」「女50歳 人生後半がおもしろい」
ホームページ:らっきょう亭 沖藤典子の公式ホームペー ジ

参加費:FNC会員1000円 会員外2000円 
問合先:TEL:045-227-5229    mail:fukusinpo@nifty.com 

|

« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »